たいめいけんのオムライス
伊丹十三監督の出世作「タンポポ」
食がテーマの異色映画。
流行らないラーメン屋さんが、一人の食通の流れ者によって繁盛店になっていくお話。
その映画の中で、一躍有名になったオムライスがある。
チキンライスの上にプレーンオムレツが乗っていて、ナイフで切り開くと、半熟のどろりとしたスクランブルエッグがチキンライスをすっぽりと包む。
トマトケチャップをお好みでかけて頂く。
映画でこの調理シーンと、食べるところを見たら「絶対食べたくなる」
私は、12年間東京に住んでいたけれど、このたいめいけんの「タンポポオムライス」は結局食べれずじまいだった。
なぜなら、とんでもないくらいいつも行列だから。
わざわざ混んでいる日に行かなくたって、いつでも行ける。
東京生まれの人が東京タワーに上らないのと同じ。
結局テレビであの真っ黒な人を見る度
後悔。
死ぬまでに一度でいいから食べたい「タンポポオムライス」
その夢が叶い、今日念願の「タンポポオムライス」を食べた。
ちゃんとお店の人に
「写真撮ってもいいですか?」
と聞いた。
「どおぞ、どおぞ!」
と満面の笑み。
「おいしい! ものすごくおいしい!!!」
今まで食べたオムライスの中で一番おいしい。
たぶんこのオムライスを見たことある人が、頭で想像しているとおりの味。
それ掛ける3倍くらい。
一時間並んでも食べる価値はある。
因みににタンポポオムライスは1950円。
量は、普通のオムライスの2倍くらい。
大抵の人がシェアするので、多めなのかも。
味もボリュームも申し分ない。
おそらくとても良質なバターと卵、そして鶏肉を使っている。
素材と腕がよければ最強!
サービスも一流。
三代目の真っ黒い人、なかなかやるなぁ。
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