アクシデントは突然に (前編)
昨日事故った。
朝晩は、必ずといっていいほど、子どもの送り迎えで運転している。
昨日は、ガソリンを入れるため、駅まで子どもを送った帰り行きつけのスタンドに寄った。
スタンドから自宅へは一本道で中央線のない上り坂。
平坦道路から上り坂にさしかかり、アクセルを踏もうかな、と思った時、前方から学生服で自転車に乗った二人組の少年が、坂道を下っているのが見えた。
20メートル以上先だったと思う。
急な下り坂(ノーブレーキ?)、自転車2台で併走、雨。
危険だなぁ、やり過ごそう! 自転車危ない!
そう思って、その子たちが通り過ぎるのを待つため、車を停めて道をゆずった。
この間数秒。
その自転車のうちの1台が、けっこうな勢いで私の横を通り過ぎた、と思った次の瞬間、併走していたもう1台の自転車が私の車に衝突!
「えっ! マジか! 」
初めて人がフロントガラスにぶつかる所を見た。
せっかく道をあけて、自転車が通りやすいように待っていてあげたのに。
でも、いかん!いかん! けが人の救助が最優先!
私は、車を降り、少年の様子を見に飛び出した。
少年は、転んだものの起きて地面に体操座りのようにうなだれて座っていた。
「大丈夫? どこか痛いところない? 救急車呼ぼうか!」
少年は、
「あ、大丈夫です」
といって立ち去ろうとした。
「だめだよ! 今から警察呼ぶから、おうちの人に電話して」
そう言ったものの家に携帯忘れていた。
通りすがりの車に駆け寄り110番してもらった。
そんなやりとりをしていると、近くにいたおじさん(目撃者)がやってきて、
「ここはしょっちゅう事故がおこるんよ、もう30回くらい見た。自転車が飛ばすけんねぇ」
そして、携帯電話をかしてくれたので、少年は家に電話をかけた。
そうこうしていると、警察が来て、事故処理が始まった。
ほぼ同時に少年の母親が来た。
色々事情を聞かれた。
お巡りさんは、他に鑑識のような係を呼ぶ必要があると言い、さらに待つことに。
早朝、寒空、雨。軽装の私にはこの待ち時間が長かった。
でも、その間、さっきの目撃者のおじさんがお巡りさんに証言してくれた。
「この人(私)は、止まっとったよ。すっーと止まったけん、なんで停まっとるやろかと思って、わしゃ見よったんよ、そしたらドーンと音がしたんよ、こっちは止まっとった。間違いない」
ほんとに一部始終を見ていたこのおじさんには感謝 感謝!
そして、どこで自転車に気づいたか、どこでブレーキを踏んだか、どこで停止したか、少年はどのようにしてぶつかり、どうなったか、ぶつかった後、自転車はどこにあったか! などなど、もう無意識に行っていること、よくわからないよ!
でも、こちらに落ち度がないことは証明しなくてはいけないので頑張って思い出した。
停止している車に自転車が一方的にぶつかって、しかも反対車線。
わざわざよけている車に飛び込む
なんて相手の前方不注意でしかない。
こっちが被害者なのに、でも どうせ車が悪者になるんでしょ!
あー、納得いかない!
長くなりそうなので、後編へ。
(つづく)
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