ママ友 ◯◯ちゃん
ママ友で、私の事を 下の名前で呼ぶ女がいた。
一回りも年下なのに…。
おそらく 自分が名前で呼ばれたいのだ。
でも、誰ひとり彼女の事を名前で呼ぶ人はいなかった。
名字どころか、逆に『◯◯ちゃんのママ』と呼ばれていた。
彼女『ユキコちゃん』は、一人っ子女児のママ。
23才で結婚、25才で第一子出産。
2才の長女を幼稚園に入れる、子育て出来ない超非常識ママだったのだ。
当時、私は第二子を出産してすぐで、イヤイヤ時期の上の子(魔の2歳児)に
ホトホト手を焼いていた。
同じマンションの人が 近くに幼稚園があることを教えてくれた。
聞けば、2才から預かってくれるという。
下の子が生まれたばかりでお世話が大変、
おまけに旦那さんが単身赴任になり、
一人で全部背負い込むことになった。
ちょっと早いけど、幼稚園入れちゃえ‼️
そこから 私のママ友ライフが始まった。
私としては、2才の子を幼稚園に預けるのは、
しのびなかったが、一緒にいて 親子共々ストレスを抱えるより
同じ年の子どもとのびのび遊び、保育のプロにお任せする方が
よっぽど子どものためになるように思えた。
実際子どもにとっては良かったように思う。
2年保育の子より断然 友達が多い、友情が深い。
問題は、ママ友関係。
2年保育ママより格段に付き合いが濃く、かつ面倒だった。
丸4年のお付き合い😱
ユキコちゃんのように、子どもと一緒にいたくなくて、
一人の時間が欲しくて、ランチしたくて入れちゃうママもいる。
暇さえあれば、誰かのうちに入り浸る。
ランチに行きたがる。
うちの子のお下がりをせがむ。(ネットで売りさばく為)
そして、旦那と姑の悪口、自分の話、若さの強調、
聞いて聞いてのオンパレード‼️
どこから仕入れてくるのかしらないが、
幼稚園、担任教諭、ママ友一家の裏事情。
聞きたくない情報てんこ盛り。
時に私は『今日 お耳日曜日』にして
目を開けたまま瞑想。
(アラフォーママが他に2人いたので誰かが相手している)
彼女の声を完全シャットアウトする秘技を会得した。
脳の機能をオフにする。おかげで老人力が身に付いた。
そして待ちに待った、卒園日。
直前まで私のうちで、夕飯まで食べていた彼女に天罰が下る。
私は、卒園を機に、
着信拒否、着メール拒否、本当にシャットアウトしてやった。
だって もうママ友じゃないもん。
校区が違うから。
4年間よく 付き合ってきたなぁ、祝杯をあげた。
風の噂で聞いた。
ユキコちゃんが実家に帰った と。
旦那に好きな女性が出来て、突然離婚を切り出されたという。
衝撃の告白の後、彼女は2週間で荷物をまとめ、誰にも見送られることなく
子どもを連れ、ひっそりと越していった。もう三年も前のことだという。
気になって Facebookで名前を検索した。
旧姓で探すとヒットした。
ここから500キロほど離れた のどかな島で、
少しは大人になったかな。
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