夕暮れ日記

引きこもり主婦です。メンタル弱めです。やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何もできないまま気づけば夕暮れ。そんな日々の徒然日記。(コメント欄は開けたり閉じたりします<(_ _)>)

専業主婦。
やらなきゃいけない事は山盛り。なのに気つけば夕暮れ。
18才の長男は発達障害グレーゾーン。やり場のない思いをボチボチ綴っていきます。

かつてファンだったミュージシャンの今

暇なので、Facebookで若い頃よくライブに行っていた人を検索した。
24年ぶりくらいに顔を見た。もう すっかりオジサン。


今も細々とミュージシャンをやっている。


デビューして3年経つか経たないかの頃、友達に誘われてライブに行ったのがきっかけ。
その後5年間くらいは、熱心にライブに通い詰めた。
売れてほしいの一心で、CDも買って、ライブも関東一円なら行った。
なのに、残念な事に全く売れず、所属事務所とレコード会社から契約更新をしてもらえず、
フリーのミュージシャンとなってしまった。


その後CDは、インディーズレーベルから発売となり、大手レコード店では扱わなくなってしまった。
今のように、インターネットやSNSが普及していない頃だったので、情報を得る手段がなく、
私も東京を離れてしまったので、事実上ファン離脱状態だった。


今は、ハワイアンミュージックを主体にお花屋さんやカフェで、ギターやウクレレ教室などを主催している。
個人レッスンも常時受け付け中。
たまにミュージシャンとコラボしたり、奏者として小さなライブをパブなどでしている。
CDもAmazonで販売している。


昔のように、硬派なロックは歌わず、ヒーリングのインストゥルメンタルが中心だ。
20年前なら、喜んでレッスンを申し込んだに違いない。


でも今は…。
CDを買う気にもライブに行く気にもなれない。
やはり自分にとってのスターとは、手の届かないところにいて欲しいのだ。


スポットライトを浴び、一段高いステージで観客を魅了して欲しい。
ライブで一体感を味わった者としては、やはり彼を一般人レベルで見ることはできない。


今の彼しか知らない人は、流しのオジサンかギターの先生という扱いか。
「ギターを買いたいので一緒に選んで欲しい」と頼めば、気軽に応じてくれるらしい。
ほとんど普通の人だ。


昔は、花束やちょっとしたプレゼントをライブの度に渡して、ほんのちょっと会話出来るのが嬉しかった。
あくまでも音楽性に惹かれ、似たような価値観や感受性に心酔していた。


でも、そのミュージシャンとて人間。
年もとるし、何より生きていかなければならない。
尖ったナイフのままではいられない。
広く浅く、静かに浸透していける音楽を選んだのだ。こういうのをカオスというのか。


Facebookで一生懸命、自分を売り込んでセルフプロデュースしている姿が痛々しい。
しわだらけの顔アップ自撮りも引く。
CDは在庫過多になっているのか、今15%引きのセールをしている。
プライドなど微塵も感じられない。


Facebookで彼を見つけた時は嬉しくて、青春が蘇った気がした。
でも今は、見なければ良かったとさえ思う。


Facebookは若者離れがどんどん進み、中年のリア充アイテムになっているらしい。
うなずける。


こんながっかりした体験をしている中年が、おそらく世界中たくさんいるだろう。


やっぱりFacebookは苦手だ。


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