結局は茶飲み友だちが欲しいのかもしれない
約30年ぶりの再会となった、イシコ。
週一くらいでメールが入る。
イシコの記事⇒30年の空白
この間、一緒にお酒を飲んだ時、去年妹さんが亡くなった事を聞いた。
妹さんとは、5才離れているという。
私たちが小6の時、新一年生だった。
黄色い帽子が似合っていて、姉のイシコよりキュートで可愛い印象の女の子だった。
大人になってからは、元おニャン子で演歌歌手の城之内早苗によく似ていると言われていた。
飲み会の時にその訃報を聞いたので、私も何か気持ちを伝えたくて、
数日後に、お線香を買い、直接持って行った。
お母さんの精神状態がよくないので、ということでお参りは出来なかったけど、イシコは大変喜んでくれた。
女性向きの桜の上品な香りがするお線香。
淡いお香のような甘い香りで、癒されるようないい匂い。
渡した後すぐメールが来て、お母さんも喜んでくれたそうだ。よかった。
そして、今度気晴らしに旅行に行くので、お土産買ってくるね、という事だった。
それが、先日の「カタツムリのパック」で紹介した海苔とパック。
そんなやりとりをちょくちょくしていた。
30年くらい空白があったのに、今はそのブランクを感じないほど、イシコは私の中で友だちとして確立している。
不思議な感覚だ。
独身と所帯持ちだと、話が合わないかな、と心配していたが、やはり内容の問題のようだ。
付き合いが薄ければ、共通の話題はすぐ尽きるが、私たちは12年という長い年月共にしているのだ。
親戚みたいな感覚だ。
そして、もう一人。
大学の同級生のU君。
彼とFacebookで「お友達」になって以来、Facebook上のやりとりが結構頻繁に行われている。
お友達限定で個人的な写真をアップしてくれる。
決まって返事のコメントをするのは、私ともう一人の女性。
U君ファンなのだろう。
昨日も深夜、U君とチャットのように、会話のラリーを楽しんだ。
でも全部オープンな会話なので、妙な緊張感がある。
そこで、思い切って、メルアドのリクエストをしてみた。
14年前は、パソコンで毎日メールし合っていた仲なのだから。
私は、いつFacebookをやめるかわからないので、メルアドが知りたかったのだ。
昨日のチャットの流れで、月一で父子二人で実家に帰っていることがわかった。
実家イコール、私の家付近。
よく行く店を教えてくれた。
これは、もうそこで会おう、ということなのか?
幸いうちにも娘がいる。
U君にも5才くらいのお嬢さんがいる。
父親だけで幼い娘のお守りは、正直大変じゃないかな、と思う。
娘と気が合えば、一緒に遊ばせてもいいかな、と思った。
特にいとこらしき小さな子は実家にはいないようなので、娘さんも喜ぶのではないか。
U君夫婦は、どうも奥さんの方が忙しく働いているらしい。
子育ても家事もU君がほとんどしているようだ。
子どもの送り迎えから、お弁当作りから、ほぼ一通りの事をしている。
知れば知るほど、複雑な気持ちになってくる。
でも、所詮 よそ様の家庭なのだから、私は友人として出来ることをしたい、と思う。
詭弁(きべん)かな。
やっぱりこの年で、新しい友だちを作るのは大変なのだ。
イシコやU君のように、昔馴染み、という存在は安心感がある。
人生の折り返し地点を過ぎた私たちは、要は茶のみ友だちが欲しいのだ。
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