でんでんむしのかなしみ
とてもつらい時、本棚から引っ張り出して読む絵本がある。
「でんでんむしのかなしみ」(作:新美南吉)
昨日友達から昼に電話があり、「消えてしまいたい」という。
仕事にならないので早退して病院にいくところだという。
自分がいかに無能で価値のない人間であるか、自分の存在が人の迷惑になっているのではないか、そんな風に思えて仕方がない、という。
私は、
「でんでんむしのかなしみ」という絵本を薦めた。
人は、自分の悲しみをこらえて生きていかなければならない。
「あなたがいなくなると私は悲しい、消えたいと思ったら、私が悲しむ事を覚えていて」
と言った。
人は自分だけの悲しみのからを背負って、生きていく。
その悲しみと折り合いをつけ、どこか着地点を見つけて、ただ進むしかない。
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