イトコ還暦に思うこと
去年のお彼岸に、従兄弟に会った。
その従兄弟から年賀状が来た。
従兄弟は遠方に住んでいるため、数年に一度冠婚葬祭で会う程度。
今年の年賀状に、「私は今年還暦です」と書かれていて、少し驚いた。
私の中の従兄弟のイメージは大学生の頃。
イケメンで、優しくて、大人になったら結婚したいと思っていた。
その従兄弟は、もう還暦のおじいちゃん。
丸々と太って、髪も少し薄くなり、お世辞でもかっこいいとはいえない。
子どもの頃から知っている親戚や友達が老けていくのを見ると、どことなく自分自身の老いを見せつけられているようで、正直複雑だった。
加齢に無駄な抵抗をしているのだろうか。
でも、還暦の従兄弟を見ること、老けていく友達を見ること、それは実は幸せなこと。
どんどん年を取って、話題といえば血圧が高いとか、物忘れがどうとか、不健康自慢みたいになる。
でも、白髪の混じった薄毛の頭や深く刻まれていくシワが見れると言うことは、元気に生きているという証。
私の子どもたちも、いずれ中年になり、健康不安や老いを訴えるのかな。
そんなしわだらけの子どもたちが見られるのも、自分がしわだらけになるのも実はとても幸せなこと。
おせち料理の中に腰の曲がった海老が入っている意味、実感した。
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