実は大変だった娘の歯
娘と息子は、永久歯に問題がある。
中心結節(ちゅうしんけっせつ)という歯で、小臼歯(しょうきゅうし)の中心に小さな突起がある。
その突起には、神経が通っていて、ちょっとでも欠けると神経の通っている穴を伝ってばい菌が侵入、歯の内部が炎症を起こすので、神経をとらないといけなくなる。
なので、歯医者さんからは、絶対に欠けさせてはいけません。堅いものは避けてください、と言われていた。そして、中心の突起のまわりをセメントで固めて突起が折れないようにガードしている。
なのに、なのに、先日その中心結節が欠けてしまっていたらしい。
周りを固めていたセメントも何年も歯医者にいかないうちに取れてしまってたようだ。
歯が痛いといいだしたのだけど、虫歯も見当たらない。永久歯の生え替わりで乳歯がグラグラして痛いのか、と気楽に考えていた。
GWに突入してまもなく、娘が涙をポロポロ流して、歯が痛い、という。
「虫歯かな?」
というと、
「今まで虫歯になったことないから、虫歯がどんな痛みかわからない」
という。
口をのぞいたけど、激痛がするほどの虫歯なら穴があいていてわかるはず。
とりあえず救急の歯医者を探して、見てもらった。
歯科衛生士が最初にみて、
「歯並びが気になるので、矯正を検討されてはどうですか?」
歯が痛くて泣いているこどもに、早く処置しないで、歯列矯正の営業!
でも、早く見てもらいたいので、「ゆくゆくは…」と答えた。
そしたら、さらに
「今回特別に矯正の検査を三千円という破格でできますが、そちらを視野にいれた治療でいいですか」
とのたまう。
さっさと治療しろ!
早く治療してほしかったので、「結構です。矯正は別の歯科でします」
といいたい気持ちを抑え、生返事。
ようやくドクター登場。
若い!(20代) 大丈夫か!バイトか?
娘が診察室に入ってかなりたってから、やっと診察。
「レントゲンとらせてください」
レントゲン撮ったら、
「もう少し精密なレントゲン撮らせてください」
段取り悪すぎ。
救急だし、祝日だし、かかりつけじゃないから仕方ないけど、さっさと見ろよ!
で、診察室入室から15分くらいたってやっと治療開始。(途中何度も抜けて院長や歯科衛生士に相談)
中心結節が折れて、神経の穴からばい菌が入り、神経が腐ってる、とのこと。神経がズキズキしているので、神経をとらないといけない、らしい。
中心結節という言葉を聞いて、はっ!とした。
そうだった。中心結節のお手入れやチェックをマメにしなくては、いけなかったのだ。もう、折れてしまったら後の祭り。
娘! ごめん。
虫歯のない臼歯を一本だめにしてしまった。
痛みの原因がわかり、処置してもらったものの、あの救急の歯医者には二度と行きたくない。
連休が明けたら、私のかかりつけに連れて行こう、と思っていた。
そしたら、まさかのぶり返し。
翌日、娘の顔は見事に腫れ上がり、こぶとりじいさんか、と思うくらいの腫れ。
異様な顔になっていた。
息子が「扇風機おばさんみたい」と言った。私も内心似てる、と思った。
おたふく風邪も視野に入れ、念のため小児科の救急も調べた。
運良く私のかかりつけの歯医者は、30日は診療可だった。事情を言って、急患ですぐ見てもらえることになった。
案の定、前日の歯医者の処置がまずかったらしい。それで腫れたようだ。
「基本的には、処置は間違っていないのですが、患部に綿を詰めすぎたせいで、通気性が悪くなって炎症をおこしてます。歯の根っこをきちんと消毒して、綿を詰め直します」
ほかにも、何カ所か「えっ?」と疑う処置があったようで、先生が何度か「こんなことするから、腫れるんだよ!」とか、文句をブツブツ言ってた。
あー、もう 救急のバイト野郎!
ベテラン先生にきっちり処置してもらった。まだ痛むようなら、連休中も携帯に連絡くれれば診てあげる、との約束もとりつけた。(安心)
でも、先生のお蔭で、炎症止めのお薬飲んで、言われたとおりにしていたら、4日ほどで腫れはひき、痛みもほぼなくなった。
GWじゃなかったら、すぐかかりつけに行けたのに! 悔しい。
ほんとにGWの前半は、さんざんだった。
息子にも中心結節があるので、折れないよう今度はしっかり見守ろう。
中心結節は、折れたら神経抜かないといけないので、ほんとに注意。そして、すぐに歯の奥が化膿するらしい。どうしようもないそうだ。
.
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。