ダウン症の男性の想い
地方ローカル番組「ナンデモ特命係 発見らくちゃく」。「探偵ナイトスクープ」の地方版みたいな番組の話です。
↑レポーター「斉藤優」のTwitter(リツイート)より。
感動しました。
30才くらいのダウン症の男性の依頼です。
「ダウン症の僕がいて母は本当に幸せなのかを知りたい」
というものでした。
お母さんと同居しているので、直接聞ける状況ですが、直接聞くと「幸せよ」としか言わないので、本音が知りたい、ということでした。
男性の伯母さんに取材に行き、男性を生んだ時のお母さんの様子などを語ってもらいました。幼少時のホームビデオも見て、お母さんの表情や様子を探りました。
画面で見る限り「幸せそう」でした。
何より私が驚いたのは、ダウン症という障害をまったく感じないほど男性のトーク力は完璧でした。
観察力も思考も。
傷つくような扱いを受けたこと、容姿にコンプレックスをもっていること、こんな自分がいて、家族に迷惑をかけているのではないか、と疑問を抱くようになったそうです。
以前お母さんが
「普通に生んであげられなくてごめんね」
と言ったそうです。
男性は、逆に
「普通に生まれてこれなくてごめんね」
と思ったそうです。
子供がそんなふうに思えるというのは、幸せに暮らしてきた証。
男性はとても幸せだったそうです。
そして、ふと自分は幸せだったけど、家族はどうなんだろう? と思ったのでしょう。
結果は想像がつきますが、放送は来週に「つづく」ようなので、結末は持ち越しです。
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