子どもの学校の保護者で、不思議さん！がいます。

最初にしゃべった時、

「ん？ 変わった人」

が第一印象でした。

たまたま別のママ友と、その方の話題になり、近所でも噂がたつほど不思議さんで浸透していると聞きました。

立ち話とかしたらとたんに変わった人、ということは皆さんわかるんでしょうね。

ママ友には言わなかったですが、私 その方軽度のアスペルガーではないかな、とずっと思っています。

話し始めると機関銃のように一気に話し続け相手の相づちや返答などまったく意に返しません。

会話のキャッチボールができません。

大勢で会話する時は、その人が話すだけ話すと、場がしらけシーンとなります。MCみたいな気の利く方が話題を変えて旬な話をすると、とたんに話をかっさらっては独壇場と化します。

その人のどうでもいい話を聞いてばっかりいると、もうお通夜みたいな険悪な雰囲気になります。

一度、４、５人で集まって話をしているときに「トップシークレット」の話を平気でし始めたので、私が、

「Ｔさん ダメだよ、それは言っちゃいけないことよ！ 絶対口外しちゃいけない事じゃない！」

と強めに言い、人差し指を口に縦にあて、シーッのジャスチャーをしました。

その時Ｔさんはやっと、言っちゃいけない事だと気づいてハッとした顔をしました。

（この人言わなきゃわからない人だったんだ）

今まで、大の大人に細かな事を注意するのは、どうかなとためらっていましたが、その方はどうも言っていいことと悪いことの区別がついていないようでした。

ダメ！と指摘されたら、

「あぁ、そうだったんだ、どうしよう」

と不安そうになりました。

そういう質の人には、これは言っていい、これは言っちゃダメと、ひとつひとつ教えないとダメなんだな、と思いました。

普通は自己判断で、差し障りがあると思えば名前を伏せるとか、少しオブラートに包みますが、その方はそういうアレンジいっさい無しです。

「○○さんが言ってたよ」

と子どもみたいに暴露します。

「○○さんにも迷惑がかかるから、名前だしちゃダメだよ」

と注意すると

「あ、ごめんなさい」

と素直に反省していました。

あちゃー、の表情が「またやっちゃった！」という風に慣れているように思えたので、その人にとっては日常茶飯事なのかな、と感じました。

みなさんは指摘しないので「感じ悪い」と心で思ってるだけみたいです。

私は、ここは言わないとまずい！と思って注意しましたが、半ば反論されるかな、とドキドキでした。

あまりに素直に「ごめんなさい」という態度に変わったので、区別がついていなかったんだろうなと思いました。

その方は娘さんが二人、ご主人と

４人暮らしです。

うまく主婦、お母さんやっているかしら、旦那さんとけんかしたりしてないかしら？と気になります。

その方は一人っ子だそうで、早くに父親を亡くし、母親も数年前に他界されたそうです。母親とは非常に仲が悪かったそうで、お母さんがパーキンソン病になり、介護が必要になっても娘の世話だけにはなりたくない、といって実の姉に介護を頼み、姉が看取ったそうです。

死後、一人娘なので、実家を売ったり相続の手続きだけしたそうです。（司法書士に丸投げ）

お母さんの真意はわかりませんが、子どもより姉を信頼しているというのはなんとも子どもからしたら複雑だと思うのですが、当の本人は「仲のいい姉妹だったからね」で片付けています。

知らぬが仏です。