夕暮れ日記

引きこもり主婦です。メンタル弱めです。やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何もできないまま気づけば夕暮れ。そんな日々の徒然日記。(コメント欄は開けたり閉じたりします<(_ _)>)

専業主婦。
やらなきゃいけない事は山盛り。なのに気つけば夕暮れ。
18才の長男は発達障害グレーゾーン。やり場のない思いをボチボチ綴っていきます。

電車が不通で思い出す事

何度もここで愚痴っている「古民家の女」ことNさん。


以前Nさんに言われてトラウマになったことがあります。


うちの子どもたちは小学生の時から電車通学です。

電車の故障や事故で、度々運行が乱れます。


まだ上の子が小学2年生くらいの時だったでしょうか。

下校して駅に着いたら、電車が動いていない、という状況でした。

駅から電話をかけてきたので、慌てて車で駅まで迎えに行きました。

道が混んでいたので45分くらいかかり、時刻は4時半くらいでした。

駅ではNさんの息子とうちの子が一緒にいました。


息子が私の車を見つけて駆け寄ってきました。Nさんの子どもも車の中をのぞき込んでいました。

とりあえず息子を乗せました。


私「Kちゃん(←息子)、S君(←Nさんの子ども)も乗るか聞いて!」


息子「S君! 一緒に乗って帰る?」


S君「うん!!!」


そうよね、いつ来るかわからない電車を待つより、確実にしかも座って数十分後に帰れる方がいいよね。


私は念のため、

「S君、お母さんに電話してKちゃんのお母さんの車で帰っていいかきいてみてくれる?」


といい、私の携帯電話を渡しました。


S君は「Kちゃんのお母さんの車で帰るから」といってすぐに電話を切りました。


私が運転を始めると、S君は、


「ぼくのお母さんは、いつも次の道を右に曲がるよ。そっちの方が混まないっていってた」


と、帰り道を指示します。


Nさんとうちは国道を挟んで右左に位置しています。

Nさんの家の近くには踏切があり、夕方は少し混むので混まない裏道を使っているようです。

(S君は週に一度だけ学校の近くで放課後習い事をしていたので夕方お母さんと車で帰るのです)


S君宅に先に到着するので、確かにS君が好きな道を選ぶ方がいいのかなと思いましたが、時間がまだ早いので帰宅ラッシュで混むとは思えません。距離的に遠回りになるS君オススメコースより、まっすぐ国道を走る私が好きな道の方が断然早いと思いました。


それで、

「今の時間は混まないから、裏道じゃなくてもいいと思うよ」

と言い聞かせましたが、

「絶対お母さんの道の方が早い」

と譲りません。


裏道は遠回りですが信号がないので所要時間は同じだろうと判断し、S君お気に入りの道を通ることにしました。


(わがままな子だなぁ)←心の声



結果一本道でのろのろ運転の車の後ろについてしまったり、クネクネとつづく不慣れな道で予想より時間がかかりました。


夕方5時半ころでしょうか、ようやくS君の家に着きました。

私はそのあと、息子の習い事があったので少し焦っていました。


S君の家の駐車場の安全な場所に降ろして、

「じゃあね。バイバイ」

と言って車を出そうとしました。


その時、車の気配に気づいたNさんが縁側から出て来ました。


(急いでいるのに…、出てこなくていいよ)←心の声



Nさん「送ってくれなくてよかったのに。うちは自力で帰らせる主義なのよ。車で帰るより電車が動くの待って電車で帰った方が絶対早いからさぁ」



まず、

「ありがとう」

でしょうが!!!(怒)


私「S君が乗るって言ったから。電車動きだしても混んでるからかわいそうでしょ」


小学二年の子がランドセル背負って満員電車のノロノロ運転で、数十分揺られて帰るのはかわいそうだと思ったから、親切心で誘ったのです。


Nさん「うちはあまり甘やかさないようにしてるのよね」


もう、カッーっと頭に来ました。


送ってあげて、文句言われる筋合いはありません。

そのために事前に子どもに電話してもらい確認しました。


私は、

「今からKの習字があるから、じゃまたね」


そう言ってさっさと車を出しました。


帰宅して、電車の運行状況を調べたらまだ不通でした。


私が送らなければ、S君は20kmも離れた駅で不安に暮れて電車を待つか、Nさんに迎えを求め、めちゃ混みの渋滞の中わざわざ迎えに行かなくてはならないところだったはずです。


もう頭にきて、腹の虫がしばらく収まりませんでした。


今度また電車の遅延があっても、S君を車に乗せるのはやめようと誓いました。


その後も度々電車が不通という事態はありましたが、幸いS君と息子が一緒にいることはなく、電車不通時の送迎問題は再燃していません。


昨日、線路が事故で運行休止になり、子どもたちを迎えに行った時、まだお迎えが来ない生徒さんたちを見て過去のいやな経験を思い出してしまいました。


娘の友達や息子の友達がいたので「この車に乗るか聞いてきて」と子どもたちに言ったものの、Nさんみたいに迷惑がられたらどうしよう、と一抹の不安を感じてしまいました。


幸いお友達たちは「親が迎えに来るので大丈夫です」と言ってくれたので内心ホッとしました。



去年は登校中に大雨で電車が止まることがあり「○○駅で立ち往生してるから迎えに来て」と言われ駅まで行ったら、息子の近くにいた子(知らない子)が困っていたので、三人ほど自宅まで送ってあげました。


その子たちは「電話番号を教えてください」と言ってくれました。

親御さんの立場になったら、やっぱり一言お礼がいいたくなるかな、と思い教えました。


夕方三人の親御さんから、次々とお礼の電話が入りました。

「仕事で迎えに行けなかったので本当に助かりました。学校も違うし見ず知らずなのに本当にありがとうございました」

と。


こっちが正解ですよね。


世の中いろんな考えの人がいるものですね。



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